2025年問題に対応するためには、健康維持も重要なポイントです。
高齢になるとどうしても身体機能が衰えていくため、医療費がかさみます。
しかし、それを仕方のないことだと捉えていると高齢者本人の負担だけでなく現役世代の負担増にもつながり、悪循環が生まれてしまいます。
そのためにも、高齢者だから身体機能の衰えは仕方ないと思わず、意識して健康維持に努めることが大切です。
2025年問題に向けた取り組みの一環で、高齢者の介護予防・健康維持・健康増進に重きを置く自治体も多いです。
介護予防に関しては、デイサービスや訪問介護などの事業所でも重点的に取り組まれていることがあります。
これらの事業所では介護度の進行予防を目的の一つとし、寝たきりの状態では筋力低下が免れないため可能な限り離床を促していることも特徴です。
高齢者が自分だけでなかなか健康維持に向けた活動ができない、または続かない場合は、介護事業所の利用を積極的に検討してみるといいでしょう。
日頃から運動の習慣があったり栄養バランスに関心を持ったりしている高齢者は、体力の衰えや怪我、病気などのリスクを抑えられるといいます。
高齢者の健康維持は、日常生活を送るなかでできるいろいろな活動にヒントがあります。
余暇活動としてパズルやオセロ、ウォーキングなどを楽しんだり、栄養バランスを考えた食事を積極的にとるのも、健康維持に大きく役に立ちます。
ウォーキングは筋力トレーニングにも役立つため、毎日でも歩く時間を作ることがポイントです。
足の筋力を鍛えることで転倒などによる怪我を予防でき、健康寿命を伸ばすことにつながります。